近年、トクホのCMが多く流れ、スーパーやコンビニなどでもトクホの商品を購入することができるので、トクホの商品を目にすることは多いのではないでしょうか。

「なんか体に良さそう。」と、購入された方もいると思います。

では、トクホとはいったい何なのでしょう。

トクホ とは?

「トクホ」・「特保」とは、「特定保健用食品」の略称です。

特定保健用食品とは、消費者庁によると

からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立つ、などの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます。

とされています。「からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む」ことで、特定の保健の効果があることを「事業者により、有効性、安全性、品質などの科学的根拠を示して申請」され、国の厳正な審査・評価を受けます。そして、認可されれば保健の効果を表示することが出来るようになり、また、特定保健用食品の許可マークが付されます。

トクホマーク

 

トクホの特定の保健の効果ってどんなのがあるの?

トクホの商品で表示できる効果として、「体脂肪が気になる方に。」とか「糖の吸収をおだやかにする。」などはよくCMで聞くことは多いかと思いますが、その他にもあるので関与成分とともに紹介したいと思います。

お腹の調子を整える、便 通改善等

○ 代表的な関与成分

各種オリゴ糖、ラクチュロース、ビフィズス菌、各種乳 酸菌、食物繊維(難消化性デキストリン、ポリデキス トロース、グアーガム、サイリウム種皮等)等

○ 表示できる保健の用途例

  • お腹の調子を整えます。
  • お通じの気になる方に適しています。

血糖値関係

○ 代表的な関与成分

難消化性デキストリン、小麦アルブミン、グアバ葉ポ リフェノール、L-アラビノース等

○ 表示できる保健の用途例

  • 糖の吸収を穏やかにします。
  • 食後の血糖値が気になる方に適しています。

血圧関係

○ 代表的な関与成分

ラクトトリペプチド、カゼインドデカペプチド、杜仲葉配 糖体(ゲニポシド酸)、サーデンペプチド等

○ 表示できる保健の用途例

  • 血圧が高めの方に適しています。

コレステロール関係

○ 代表的な関与成分

キトサン、大豆たんぱく質、低分子化アルギン酸ナト リウム

○ 表示できる保健の用途例

  • コレステロールの吸収を抑える働きがあります。
  • コレステロールが高めの方に適しています。

歯、歯茎関係

○ 代表的な関与成分

パラチノース、マルチトース、エリスリトール等

○ 表示できる保健の用途例

  • 歯を丈夫で健康にします。

脂肪関係

○ 代表的な関与成分

グロビン蛋白分解物、コーヒー豆マンノオリゴ糖等

○ 表示できる保健の用途例

  • 体脂肪が気になる方に適しています。
  • 食後の血中中性脂肪の上昇を抑えます。

コレステロール&お腹の 調子、コレステロール& 脂肪関係等

○ 代表的な関与成分

低分子化アルギン酸ナトリウム、サイリウム種皮の 食物繊維等

○ 表示できる保健の用途例

  • コレステロールが高めで気になる方、おなかの調子が気になる方の食生活の改善に役立ちます。

脂肪&お腹

○ 代表的な関与成分

コーヒー豆マンノオリゴ糖

○ 表示できる保健の用途例

  • 体脂肪が気になる方、おなかの調子が気になる方の食生 活の改善に役立ちます。

脂肪&血糖値

○ 代表的な関与成分

難消化性デキストリン

○ 表示できる保健の用途例

  • 血中中性脂肪が高めの方、食後の血糖値が気になる方の 食生活の改善に役立ちます。

骨関係

○ 代表的な関与成分

大豆イソフラボン、MBP(乳塩基性タンパク質)等

○ 表示できる保健の用途例

  • カルシウム吸収に優れ、丈夫な骨をつくるのに適した食品 です。

ミネラルの吸収関係

○ 代表的な関与成分

クエン酸リンゴ酸カルシウム、カゼインホスホペプチド、ヘム鉄等

○ 表示できる保健の用途例

  • 貧血気味の人に適しています。

疾病リスク低減

○ 代表的な関与成分

カルシウム

○ 表示できる保健の用途例

  • 骨粗鬆症になるリスクを低減するかもしれません。

ミネラル&お腹

○ 代表的な関与成分

フラクトオリゴ糖等

○ 表示できる保健の用途例

  • おなかの調子を良好に保つとともに、カルシウムの吸収を 促進します。

 

トクホを摂るうえでの注意点

食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

トクホの商品には「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」の表示が義務付けられています。これは、健康食品に偏らない食生活の普及啓発を図るもので、バランスの良い食事を摂ることが最も大切なのです。

そして、乱れた食生活の中では、トクホの効果がうまく発揮できません。食生活を改善し、そのうえで上手にトクホを使いましょう。(トクホさえ利用していれば健康になれる、というものではありません。)

ちなみに、

○主食 — 炭水化物の供給源であるごはん、パン、麺類など

○主菜 — タンパク質の供給源である肉、魚、卵、大豆及び大豆製品など

○副菜 — 各種ビタミン、ミネラルおよび食物繊維の供給源である野菜、きのこ、海藻など

 

摂取目安量を確認しましょう

トクホの商品には、一日の摂取目安量が記載されています。これを超えて多量にしたからといって効果が上がるわけではありません。また、「お食事の際に」といったように飲むタイミングが記載されているものもあります。トクホを利用する際には、必ず記載されている一日の摂取目安量と摂取方法を守って摂取するようにしましょう。

 

トクホは医薬品じゃない

トクホは食品であって医薬品ではありません。その効果を過度に期待して病気の治療目的で使ってはいけません。トクホに医薬品としての効果を期待して使用すると、治療が遅れたり、病気が悪化する恐れがあります。そもそもトクホは病気ではない人が対象に作られています。病気の人がトクホを使用する場合は、医師に相談して問題がないか確認しましょう。